以前のリビジョンの文書です
照明卓やDMXコントローラーソフトで操作したDMX512信号を、SDメモリーカード(SDHC対応)へ記録、再生できます。
ディマーやムービングライト等の舞台照明、LEDなどの演出機器をあらかじめ実演・記録したとおりに自動制御できます。
PCとはUSB=シリアル変換ケーブルで接続し、DMXRecTool を使いDMXプログラムを記録します。
外部入出力端子を通じて、DMXプログラムの再生などのコントロールをします。
外部入出力端子の機能は設定ファイルにより指定することができます。
停止中はDMX入力の信号が、DMX出力にスルーされます。
表面パネルは、ステータス表示LED、SDメモリーカードのコネクターなどがあります。
裏面パネルは、電源、外部入出力を接続するコネクターがあります。
DMXの入出力コネクターは、パネル表面・裏面の選択が可能。(出荷時)
16GBまでのSDメモリーカード(SDHC推奨)が使用できます。
電源を入れている間は、SDメモリーカードを抜かないでください。
DMXを記録したプログラムはファイルとして保存されます。
ファイル名: rec###.dmx (# はプログラム番号、1~999)
プログラムのファイルのバックアップやコピーは、PC上で普通のファイルと同様に自由に行えます。
ファイルは独自の形式で圧縮されています。
PC用ソフトウェア DMXRecTool で、プログラムファイルをCSVファイルに変換したり、CSVファイルからプログラムファイルに変換することができます。
ユーロブロックで簡単に接続できます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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コモン(GND) | シリアルTX | シリアルRX | 入力1 | 入力2 | 入力3 | 入力4 | 入力5 | 入力6 |
シリアルは、PCやシーケンサーなど他の機器を接続し、本機をコントロールすることができます。
付属のUSB=シリアル変換ケーブルはそのまま接続することができます。
シリアル信号はTTLレベルのため、RS-232Cと接続する場合は電圧レベル変換が必要です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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コモン(GND) | 入力1 | 入力2 | 入力3 | 入力4 | 入力5 | 入力6 | 入力7 | 入力8 | 入力9 | 入力10 | 入力11 |
D-SUB 9ピン | シリアル(RS-232C) |
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DMXRecTool を使用せず、ターミナルソフト(TeraTerm等)やその他のシリアル接続機器を使用する場合、 COMポートの設定は次のように指定してください。
9600bps、ストップビット1bit、パリティなし、フロー制御なし。
改行コード CR+LF・LFのみ・CRのみ 対応
ターミナルソフト(TeraTerm等)で接続後、コマンドを入力してください。
Pn | 再生(クロスチェンジ、再生中のプログラムはフェードアウトします) |
---|---|
Cn | 再生(カットチェンジ) |
Ln | 繰り返し再生(ループ、クロスチェンジ) |
Mn | 繰り返し再生(ループ、カットチェンジ) |
An | 割込み再生 |
Rn | 記録(レコード) |
S | 停止(再生や記録を停止します) |
T | 割込み停止 |
Z | ゼロ出力(全て0を出力します) |
B | DMX出力停止 |
n はプログラム番号です。(1~999)
プログラム番号を”,”で区切って列挙すると連続して再生されます。
シリアルからは、コマンドと改行(Enter)を入力してください。
成功すると「OK」、失敗の場合は「ERROR」が返ってきます。
例
R5 [Enter] OK S [Enter] OK P5,10,11 [Enter] OK